中国留学 就職
中国留学後の就職については、どれだけ中国留学を充実したものにできたかで就職のしやすさが変わってくるでしょう。
急成長している中国ですから、中国語を習得した人材に対するニーズは高まっていると思いますが、中国に留学する日本人も増えているので、単に中国で語学留学したというだけでは、それほどのセールスポイントにはならないかもしれません。
ホテルインターンシップなどで、中国語のスキルプラス、一流ホテルでの通訳経験をするとか、中国の大学で専門的かつ実践的な研究をするとか、HSK(漢語水平考試)で上級を取るとか、他の中国留学生との違いがあると売りにできます。
中国語に加えて英語もできる、簿記や通関士などの資格を持っているのも、セールスポイントになるでしょう。
大学、もしくは、短大卒業後に短期で中国に語学留学する場合、日本に帰国して就職活動しようと思っても、新卒でない上に、それほど高いレベルの中国語の習得が見込めないため、かえって就職には不利になってしまう可能性が高いです。
在学中の長期休暇中に、短期での語学留学をして、卒業後に中国の大学などで本格的に長期留学するか、日本の大学を休学にしておいて、中国に留学する方が就職のためにはいいかもしれません。
中国に留学して、そのまま、中国で就職するというのも一つの選択ですが、今のところ一部の企業を除いては日本で働く方が遥かに給料が高いはずです。
ずっと中国で暮らすのなら問題はないですし、今後の中国の経済成長によっては、その差も埋まっていく可能性はありますが、日本に帰国する際には困ることもあるでしょう。
中国留学 健康診断
中国留学の際の健康診断については、ほとんどの場合は必要ないと思いますが、大学によっては、出願に必要な書類として健康診断書のコピーの添付を要求されることもあります。
この健康診断書とは、中国政府衛生部の所定の用紙「外国人体格検査記録」のことで、添付が条件になっている時には、出願の二ヶ月ほど前には健康診断を受けておいた方がいいです。
でも、あまり早く受けすぎると、健康診断書の有効期限が切れてしまうので、新学期から逆算して六ヶ月目以降に検査する必要があります(奨学金留学生は少し早めになるので、募集要項を確認のこと)。
健康診断を受けるのは、国公立医療機関と限定されていて、保健所や私立病院で受けたものは不可ですから、注意してください。
できれば、事前に調べて、中国留学用の健康診断に慣れていて、診断の費用が安い国立病院で受けるといいでしょう。
病院によっては、いきなり行くと実施していないと断られることもありますから、病院に電話して問い合わせます。
エイズ、梅毒の血液検査の結果は、オリジナル・データを添付しなければならない、顔写真に医師か病院の割り印が必要など、ただ健康診断を受けるだけでなく、留意点がたくさんあるので、「中国留学ガイドブック」の「健康診断 受診のポイント」を参照し、健康診断を受ける時にも、そのガイドブックを持って行って医師に説明しましょう。
中国留学 ブログ体験談
中国留学した人のブログに掲載されている体験談は、とてもリアルなので読んでいて面白いですし、これから中国に旅行、もしくは、留学したいと考えている人には参考になるでしょう。
例えば、中国留学を斡旋している業者が作ったサイトに掲載されている体験談は、成功例というか、「中国に留学してよかった」、「また中国に行きたい」というものばかりです。
それを読んだ人にも、中国に留学してほしくて体験談を掲載しているわけですから、マイナスになるような体験談は載せるはずがありません。
でも、個人のブログに載ってる体験談は違います。
別に営利目的で書いているではないので、失敗したことや嫌だったことなどが率直に書いてあるのです。
ほとんど知っている人もいない異国に留学して、つらいことや大変なことがまるでないなんてありえないですよね。
いいことばかり読んで、いいイメージだけを持ったまま、中国に留学しようとするのは危険だと思います。
せめて自分が留学しようと検討している都市や学校に関する情報くらいは、いいものも悪いものも含めて収集しておいた方がいいでしょう。
文化や生活習慣なども、その都市によって違いますし、学校の校風やどのくらい留学生に親切なのかも学校によって差があるはずです。
親切な人のブログにコメントを残せば、レスがもらえることもあるかもしれません。
相手に迷惑にならない程度に、中国留学について気になることを質問するのもいいと思います。