フランス語を生かせる職業
フランス語を学習するにあたって、日本のフランス語教室へ通ったり、実際にフランスへ留学して語学を習得したりと、様々な学習方法があります。
ですが、将来、その知識を生かした職業に就きたいと思っている方は、どれくらいいるのでしょうか。
フランス語は、世界各国で公用語となっていますが、英語よりも需要が少ないです。
まして日本国内では、首都である東京やフランス人移住者が多い京都以外では、フランス語を生かせる職業に就く事はとても難しいのが現状です。
しかし、フランス語ができると便利な仕事は意外にあるのも事実です。
フランス語ができるからといって、絶対にそのような職業に就けるというわけではないですが、参考までに紹介します。
まず、語学を生かす職業で最初に思いつくのは、通訳・教師・翻訳家ですよね。
教師と一言でいっても、フランス人に日本語を教える日本語教師やフランス語教室での講師、大学での講師など様々あります。
翻訳家も、一般的にフランス語を日本語に訳す事だけではなく、参考書を執筆する職業もあるようです。
他にも、服などを買いつけに行くバイヤーであったり、パティシエやフレンチレストランの従業員があります。
商社や旅行会社、放送関係などでもフランス語が話せる人材を必要とすることがあるかもしれませんが、フランス語だけでなく、英語もできないと難しいと思います。
また、語学以外の能力なども重要視されるでしょう。
フランス語文法の必要性
フランス語を勉強していく上で、一番重要な事は、やはり文法をたたき込む事です。
文法は、フランス語習得の要となるといっても過言ではない、かなり重要なものです。
しかし、フランス語の文法は、幼い頃から慣れ親しんでいない日本人には、かなりやっかいな存在でもあります。
フランス語では、一つ一つの言葉に、性があるのです。
例えば、「モンブラン」を日本語にすると、「白い山」です。
それ以上でもそれ以下でもありません。
ですが、フランス語でいうと、山は男性です。
ですから、形容詞である「白」を男性形(BLANC)にします。
山ではなく、「白い雪」となると、雪は女性なので、白は女性形(BLANCHE)になります。
女性・男性だけではなく、数なども変化の対象になります。
つまり、このような仕組みをすべて頭に入れてないと、おかしなフランス語を話す事になりかねないわけです。
単語さえ覚えれば何とかなるような代物ではないのです。
もっとややこしい事まで掘り下げると、過去からみた過去なんて事まで関わってきます。
これが少しでもおかしいと、現地では一人前の扱いをして貰えなかったりするようです。
他の外国語習得よりも、難しいといわれているのは、フランス語のこのような特徴が影響している為でしょう。
しかし、文法がちゃんと押さえられていれば、現地で子供扱いされる事もありません。
日本人でも、しっかりとした言葉を話せるというのは、かなり強みになるでしょう。
フランス語教室の選び方
英会話教室と違ってフランス語教室は、フランス語を習得したいという需要があまり多くない為に、数が限られてきますよね。
しかし、そんな中でも教室選びで重要視したいポイントが人それぞれ異なるのは当たり前です。
教室を選ぶ方法をいくつか紹介しますので、少しでも参考にして頂けたらと思います。
まずはコースについてですが、たいていの教室は目的別にコースが設置されています。
一般コースから始まり、ビジネスコースや専門分野コースまで、その人のニーズに合わせた多様なコースが用意されているので、自分がどのコースでどんな事を学びたいのか考える必要があります。
ただ、専門分野コースは基礎知識がすでにある方向けですから、初心者の方は一般コースを選択するのが妥当ではないでしょうか。
そして、クラスの生徒数についてですが、フランス語を習得する目的が、旅行や趣味の範囲内であるのか、留学やフランス移住なのかによって変わってきます。
なるべく短期間でしっかりとフランス語を学びたいと思うのなら、少人数制のスクールがいいですね。
1クラスの生徒数が少なければ少ないほど、疑問点をすぐ質問できたり、より丁寧に学ぶ事ができるので、生徒数はとても重要になってきます。
留学や移住を考えている方は、少々高い授業料を払ってでも個人レッスンを受ける事をお薦めします。
最後に教材についてですが、レッスンで使用する教材が全てレッスン料の中に含まれている場合と、別途支払いの場合があります。
また、レッスン料金が月額制なのか、チケット制なのかによっても、必要な費用が変わってくるでしょう。